日本の建築ビジネス業界は様々な問題を抱えています。

  • 設計や施工の不整合やミス による品質や安全性
  • 施工主に不透明なコストと価格
  • プロジェクトの長期化と遅延
  • 構造的な低収益性、生産性向上の必要性
  • 環境設計対応とサステイナブルデザインの必要性

特に、審査の厳格化による確認申請期間の長期化により、着工件数が大幅に減少し、その影響は建築業界だけではなく、日本経済全般に及んでいます。

設計者、施工者、施工主にとって、プロジェクトの着工前に計画建築物を細部までチェックして、ミスや手戻りがなく施工やプロジェクトを推進することが最重要課題になってきました。

こういった課題を解決する手法として、BIMは大きな期待をされています。

諸問題をBIMの導入が解決します

設計や施工の不整合やミス による品質や安全性

BIM3次元モデルを使った設計者と施工者とのコミュニケーションにより着工前に図面の不整合をチェックし、干渉チェックを行うことでミスを低減します。

施工主に不透明なコストと価格

ゼネコンが作成する工事費は、実際の建設コストのほかに想定されるコストが加算された金額になっています。その中で設計事務所は建設コストを把握しつつ、ゼネコンが提示するであろうリスクを想定しながら最終的な金額を着工前にはじきださなければならないのが現実です。

BIM3次元モデルの数量集計の機能で、コストシミュレーションが可能です。

プロジェクトの長期化と遅延

プロジェクトの長期化と遅延 審査の厳格化による確認申請期間の長期化
3次元モデルを用いた事前の不整合のチェックを行えば、申請の出し戻しが減ります。

構造的な低収益性、生産性向上の必要性

世界的な経済不況の中、より高い収益性を確保する必要があります。
フロントローディングにより、設計初期段階で企画/設計段階で細部まで検証することで、建築プロセス全体の無駄なコストを削減することができます。

環境設計対応とサステイナブルデザインの必要性

2002年CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)が誕生して運用が開始されました。日本における環境対応への関心は確実に高まりつつあります。また、最近では一定の点数を獲得しないと建設が許可されないケースもでてきています。
BIM3次元モデルを用いて、環境シミュレーションを企画/設計段階でスピーディーに行うことができます。