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InfraWorks 2019 ハンズオンInfraWorks 2019 ハンズオン

このテキストでは、現況地形作成からデータ共有までの一連の操作について説明しています。

目次

  1. InfraWorks2019
  2. 起動
  3. 地形作成(現況地形)
    1. 入手したデータを基に地形を作成する
      1. 新規作成
      2. 現況地形モデル作成
      3. 航空写真挿入
      4. 水域作成
      5. 建物作成
      6. 鉄道作成
      7. 道路作成
      8. モデル範囲と測量座標の設定
    2. モデルビルダー
  4. 計画案作成
    1. 既存のファイルを開く
    2. 提案
    3. 建築物と敷地
  5. 道路設計
    1. 道路作成
    2. 縦断ビュー
    3. 断面ビュー
    4. 橋梁作成
    5. グレーディング
    6. コリドー最適化
  6. 数量計算
  7. プレゼンテーション
    1. アプリケーションオプション
    2. ビュー設定
    3. 日照と雲、空の設定
    4. 都市ファーニチャ
    5. ブックマーク
  8. アニメーション
  9. 共有ビュー

1. InfraWorks2019

InfraWorks は、事業計画や予備設計案の作成、評価、プレゼンテーションを支援するコンセプトデザインツールです。3Dモデルで再現した地形に航空写真が挿入されていますので、誰もがイメージしやすい現況地形モデルを作成する事が出来ます。この現況地形モデルに、Revitで作成した構造物やCivil 3D で作成した計画案を挿入す ると、様々な統合モデル(CIM の広域統合モデルとしても使用可)を作成する事が出来、作成したモデルを利用して、アニメーションや日影解析を行う事ができます。このテキストでは、現況地形作成からデータ共有までの一連の操作について説明します。

作成する前に

InfraWorks の起動には、インターネット接続と Autodesk アカウントにログインする必要があります。

ファイル拡張子:Sqlite
InfraWork の拡張子は、[sqlite]です。様々なデータを基にモデルが作成されています のでので、モデルをコピーする場合は、一緒に保存されているフォルダごとコピーする必要が あります。

保存
InfraWorks には、[保存]機能はなく、常に最新の状態で保存されます。
※作成段階で、ある状態を残したい場合は、[提案]機能を利用することが出来ます。
[提案]機能については、[4.2]で説明します。

バージョン
InfraWorks には、下位互換性はありません。
複数でモデルを利用する場合には、InfraWorks のバージョンを同じに揃えます。

2. 起動

STEP 1

デスクトップにある[InfraWorks2019]のアイコンをダブルクリックします。 このような画面が表示されます。

モデル保存先

クラウドとローカルを選択することが出来ます。
InfraWorks の[ホーム]に表示されるタイルを確認すると、保存先がわかるようになっています。
クラウドモデルは、ローカルモデルはのアイコンで表現されます。

3. 地形作成(現況地形)

このテキストでは、石川県能登半島の地形を例に現況地形の作成手順を説明します。InfraWorksd で、現況 地形を作成するには、地形のメッシュデータに航空写真や道路や建物のデータを順に重ねて作成します。 このテキストでは、これらのデータを収集して現況地形を作成する手順[3.1]と、全てのデータが揃っているモデルビル ダーを利用して現況地形を作成する手順[3.2]について説明します。

3.1 入手したデータを基に地形を作成する

一般的な[基盤地図情報ダウンロードサービス]を利用して、地形を作成する手順を説明します。次に示すよう に、入手したデータを順に重ね合わせて現況地形を作成します。

ビルダーデータ収集プログラム
CUG サイトよりダウンロードすることが出来ます。
(CUG会員登録が必要)
https://cim-cug.jp/forum/11/view?fid=457