〜ICT土木施工に必須のi-Constructionに対応する〜
国土交通省は「土工へのICT(情報通信技術)の全面的な活用」「コンクリート工の規格標準化など全体最適の導入」「施工時期の平準化」という3つの施策をトップランナーと位置付け、i-Constructionとして強力に推進しています。2017年3月にはCIM導入ガイドラインも公開されました。この導入ガイドラインでは、i-Constructionの業務も含め、土工(道路、河川)、河川、橋梁、ダム、トンネルなどでのCIMモデル活用方法が掲載されています。また地方自治体の導入などこれまで以上に進められます。
このCIM/i-Construction業務を支援するオートデスクの建設・土木業界向けソリューションをご確認ください。
・UAV写真からの3Dモデル作成と土量算出
・2次元図面からの3Dモデル作成
・構造物データの地形への配置
・Civil3D 「LandXML 1.2に準拠した3次元データ交換標準(案)」対応モデル作成
・空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要領(土工編)に準拠した手順
CIM / i-Cosntruction を支援する ソフトウェア Civil 3D、InfraWorks、Navisworks、Revit の操作方法を学べるトレーニング教材です
Civi 3Dのトレーニング教材に沿ったムービーはこちら
施工業務において3次元モデルを活用した事例をご紹介します。
建設通信新聞に掲載された「CIMの道筋シリーズ」をご紹介します。
国土交通省が直轄事業でBIM/CIMの積極活用に乗り出し、呼応するように建設コンサルタントの動きにも慌ただしさが出てきた。2019年度の活用業務・工事数は前年 度の200件超を大きく上回り、倍増の400件規模に達する見通し。建設コンサル各社は体制を拡充し、急増する活用業務への対応強化に乗り出す。その道筋には、次のステージを見据えた戦略が見え隠れする。
<目次>
中央復建コンサルタンツ:モデルを「使う」組織へ / 施工、維持管理の連携意識
オリエンタルコンサルタンツ:新提案への流れつくる / ビジョン示し一般化へ本腰
建設技術研究所:東と西で推進体制確立へ / 点検時のデータベース構築
日本工営:維持管理見据えモデル活用 / 生産性向上にシフト
エイト日本技術開発:ワンストップで差別化 / 事業部主体に現場レベルの展開
復建調査設計:事業部門が先頭に立ち実践 / コーディネーター育てる
大日本コンサルタント:野広げ時代を切り開く / 合意形成への有効な手段実感
長大:グループつなぎ内製化 /道路構造皮切りに他部門へ
基礎地盤コンサルタンツ:地質リスクを可視化する / 海外の実績生かし切り開く
応用地質:地盤モデルには物性情報 / 情報つなぎ、リスク最小化
i-Conモデル事務所 関東地方整備局甲府河川国道事務所:地元企業含め一丸で取組む
i-Conモデル事務所 近畿地方整備局豊岡河川国道事務:地域のICT活用機運高める
1. 発注者&受注者 BIM/CIM 意見交換会
日刊建設通信新聞社は、海外のBIM/CIM先 進国で加速する"義務化"の動きを背景に、発注者、 建設コンサルタント、施工者が一堂に会する「発注 者BIM/CIM意見交換会」を9月に開催した。 国土交通省、東日本旅客鉄道(JR東日本)、NEX CO西日本、米国中央政府の最新の取り組みを紹介 するとともに、約 80 人が受発注者の垣根を超えて議 論し、BIM/CIM義務化への提案や課題を共有 していた。総勢約130人の参加者は、3次元デー タの実装・流通を軸にBIM/CIMの最前線を展 望した。オートデスクが協力した。
2. 設計者&施工者 CIM 導入ガイドライン意見交換会
~ BIM/CIM一般化への道筋 垣根を越え"技術者"の協業探る~
オートデスクは、BIM/CIMに関する意見交 換会を開催した。建設コンサルタントと施工者が一 堂に会し、『CIM導入ガイドライン』に基づき、設 計者、施工者、発注者が取り組むべき内容について 約 80 人が垣根を越えた議論を展開した。国土交通省 など発注機関もオブザーバー参加した。ガイドライ ンが提示する7つのリクワイヤメントへの受注者の 対応について同業種同士と、設計・施工者をミック スした2つのグループディスカッションを行い、"技術者"という共通の観点から社会資本整備における BIM/CIM一般化への道筋を探った。
導入目的はプロセスの共有 "使えるCIM"目指そう / モデル目的は施工への活用 支保パターン単位で提供 / 指針は属性決めの参考書 設計と施工の会話から始まる / 管理活用モデルの再整備 地質・土質関連の表現統一を/目的の明確化で手段が決まる 発注者ともCIMで会話を / 橋梁専門ツール開発し省力化 施工条件の付与が効率化 / 設計思想は施工検討の手がかり 橋梁モデルに地層も一体提供を / 出来形共有の強力なツール 地盤情報の把握にも有効 / 点群こそ究極の属性情報 設計思想読み解く3次元情報 / 実務に沿い引継書シート改良 モデルごとにフォルダ区分/計測する「目的」の明確化必要 施工で何がしたいかが重要/建設生産全体の効率化に着目 モデル簡易作成ツールの開発を / ガイドラインを成長させよう 道筋は自ら作り上げてこそ
活用工事とCIMの両輪/現場目線で基準カイゼン 国土交通省 / CIM普及へ課題整理対象土工/来年度は70件 北海道開発局 / 早期復興へ多彩な取組みCIM、3次元測量で加点 東北地方整備局 / 地元企業が慣れる環境を/事例集でCIMの効果共有 北陸地方整備局 / CIM活用へ指導者育成/実現場使い体験講座も順次 関東地方整備局 / 品質、安全性が大幅向上/課題解決へ独自の手引き 中部地方整備局 / 実工事で効果確認/自治体への普及が課題 近畿地方整備局 / 各県単位で連絡会/複数形式の橋梁にCIM 中国地方整備局 / 新規道路など費用対効果/自社で3次元データ作成 四国地方整備局 / 【河川管理にCIM/2.5次元で使いやすく 九州地方整備局
座談会「CIMの『心』を読み解く」シビル・ユーザーグループ
公共工事の生産性向上によるコスト削減を目指し、BIM/CIM導入の流れが世界各国に広がっている。日本建設情報総合センター(JACIC)は、公共工事のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)義務化を表明した英国の取り組みを紹介するとともに、英国や米国などの第一線で活躍する国内外の専門家を招き「BIM/CIMプロセス標準化・義務化に関するパネルディスカッション」を開いた。公共調達や建設業界の慣習を変革する先進の取り組みを踏まえ、CIM導入ガイドラインの策定を目前に控える日本のCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の将来を展望した。
【目次】
意欲ある企業にチャンス 国土交通省 / プロセス全体 効率化と合理化を 北海道開発局 / 震災復興 i―Con連絡会議を設置 東北地方整備局 / 維持管理での活用策議論 北陸地方整備局 /
一貫モデル データ見極め焦点 関東地方整備局 / 全体工程を可視化 情報共有 中部地方整備局 / 視覚効果で作業効率向上 近畿地方整備局 / 構造詳細の確認で成果得る 中国地方整備局 / 適・不適の見極めが大切 四国地方整備局 / 春吉橋、防災でCIM活用 九州地方整備局
【目次】
節目迎え産学官体制へ / 深化する技術的検討内容 / 時代変貌 レーザ計測主流 / CIMは現場マネジメント / UAV元年、活用するCIM / 3次元で高精度な施工管理 / 民間主導のCIM基盤づくり / 欧州に見る日本のレベル / 進展する構造物モデル標準化 / 技術検討会の方向性
【目次】
動き出すCIM納品 施工負担上の危惧も広がり / 点検実態から比較検証 視覚化効果でより明確に / 既存ストックへの仕掛 点群データをブロック化 / 問われる既存DBとの議論 難しい情報の一気通貫 / 手間かけず情報引き継ぐ 工種ごとに最適な仕組み / 初期モデルは社会貢献 データを誰が構築するか / 川下から川上の議論も 設計と施工が双方向に対話 / 前提変われば施工も変わる どこ軸に詳細度を決めるか
【目次】
突き進む英国の姿勢 /
HS2はBIMの試金石 /
潮流は情報マネジメント /
変化に呼応する企業戦略 /
BIMカルチャーの構築 /
人材トレーニングを標準化 /
維持管理に英COBie /
英国と日本に「類似性」 /
シールド影響度に「TIM」 /
触れたCIMの奥深さ /
胆沢ダム管理にCIM導入 東北地方整備局が全国初
【目次】
BIMは計画の命綱 4Dで進むWTC開発 /
事業成功に導く手段 時間、コスト、リスク最小化 /
効果に規模関係なし NY市は安全計画に義務化 /
技術的に開きはない 統合モデルは 4D 連動 /
問われるモデル信用度 チーム全員が1つになる /
点群活用に可能性 安全、環境配慮に利用価値 /
維持管理は独自対応 土木事例まだ極わずか /
属性情報を見極める 米陸軍はCOBie義務化 /
成果は目的の明確化 BIMに何を付加するか /
内在する土木の「壁」試される国交省の本気度 /
インタビュー 技術調査団メンバー